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青山モデルルームに学ぶ、上質なシンプルモダン

  • 2018.01.12
  • インテリアのこと
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クラフトの青山モデルルーム

築37年、90㎡のマンションの一室をスケルトンリノベーションした青山モデルルーム。


「あっ」と驚くような奇抜さはありません。しかし初めて訪れた方でも、「本当に居心地がいい」とくつろいだ表情を見せてくれます。まるで度々訪れているホテルや別荘のように。無垢のフローリングの重厚感とぬくもり、漆喰や珪藻土の壁にあらわれた優しい陰影。限りなくシンプルで、この上なく心地よい。何気ない日常に、豊かな時間をもたらしてくれそうです。


今回は、そんな青山モデルルームについてご紹介いたします。


骨董通りから少し入った、静かなエリア

 

青山の骨董通りから一本入った裏通り。小さな雑貨屋さんやギャラリー、低層マンションが建ち並ぶ静かなエリアに、そのマンションがあります。

 

わりと年季の入った外観だけに、「本当にここにモデルルームがあるの?!」と心配になるかもしれません。ご心配なく、古いマンションだからこそ、リノベーションのしがいがあるものです。ためらわず、エントランスからお入りください。

ムダな装飾はいっさいナシ。素材を感じてほしいから

 

モデルルームは2階の角部屋。玄関を開くと、まずはジョリパットの壁が目の前にあらわれます。『craft』という社名以外には、なんの飾りもありません。素材そのものの質感、風合いを味わっていただきたいから、ムダな装飾はいっさいナシ。

 

実はこの壁、よく見ると少し斜めになっています。訪れた人の意識を、家の奥へと誘うための工夫です。「部屋の中はどうなっているんだろう?」と早く中に入ってみたくなりませんか?

つながりを生むルーバー、伸びやかさをもたらすFIXガラス

靴を脱いで上がっていただくと、LDKの入り口の前へ。天井はオークのルーバーを、玄関ホール~リビングまで連続させました。別々の空間ですが、ルーバーのつながりが伸びやかさ・開放感を演出します。

 

ドアのサイドはFIXガラスに。ドアを閉めていても、室内の気配がこちら側まで伝わってくるように。さらにリビングの窓から注ぐ自然光を、玄関まで届けるという効果も期待。暗くなりがちなマンションの玄関を明るくするのに、とても有効なアイデアです。

こちらの写真はリノベーション前。このように、ごくごく普通の間取り・デザインでした。ちょっと味気ないですね。

 

リノベーションでは。2LDKだった間取りを、ゆとりのある1LDKに変更しています。、壁を抜いたり、水回りを移動したり、長い廊下をLDKに取り込んだり。”南向き・角部屋”というメリットを最大限享受できるよう、二面の窓に面した大きなLDKを設けました。クラフトでは、リノベーションで『その物件のポテンシャルを引き出す』ことを大切にしています。

スプーンカットの肌触り、さまざまな白の表情

玄関~LDKにかけて、床には無垢のヨーロピアンオークを使用。幅広でゆったりとしたイメージに仕上げています。注目していただきたいのは、リビング側の床。ヨーロピアンオークにスプーンカットを施し、表面になめらかな凹凸を持たせました。座ったり寝転がったりしても、やさしい肌触り。フローリングですが、畳の上で過ごすような気持ちよさ。ぜひ裸足で歩いてみてください。

 

壁は白で統一しました。同じ白でも、漆喰・珪藻土・ジョリパットと異なる素材を使用し、その仕上がりの違いを感じていただけるようにしています。それぞれの壁は、自然光やライトの光、人や物の影によってさまざまな表情を紡ぎ出します。白い壁はときどき味気ない印象を与えることもありますが、左官仕上げは別。コテむらによって、職人さんの手仕事のぬくもりが伝わってくるからです。

 

キッチンはステンレスで軽やかに。天板も扉もバイブレーション仕上げで、ステンレスのハードな印象をやわらげています。

 

壁の一部にはトラバーチン(イタリア産の天然大理石)を貼りました。油ハネの多いキッチンのため、できるだけ目地をなくして掃除がしやすいように配慮。見た目だけでなく、使い勝手やメンテナンス性にも配慮しています。

天井高をアップして、梁はルーバーで目隠し

築年数が古いマンションは『天井が低い』と言うデメリットがありますが、それもリノベーションで解決。上げられる箇所は天井を上げ、梁が残る箇所は、ルーバーで目隠ししました。間接照明を入れることにより、ルーバーの奥の空間を感じられるように。小さなことですが、大きな開放感を与えます。

 

リビングのカウンターも、トラバーチンを使用。存在感を持たせるために厚さを意識しています。あえて脚を設けず、下部に間接照明を入れ、まるで重厚な石のプレートが宙に浮いているように。

 

このカウンターはTVボードとして、ちょっと腰掛けるベンチとして、そして段差(DEN)に座ったときのテーブルとして、多様な使い方ができることもポイント。DENのスペースは白いモルタル塗りで、経年変化をたのしめるようにしています。

正面性・整合性を意識。どこから眺めても美しい

リビングの扉は、オーク無垢材を使ってアクセントになるように。取っ手もオリジナルで製作しました。鉄のクールなイメージと、木のあたたかな肌ざわり。ドアの取っ手は毎日触れるところだからこそ、使う素材にこだわりました。

 

このモデルルームの特徴は、どの位置から眺めても美しいこと。

 

正面性・整合性を意識してプランニングしているため、たくさんの素材感が交わっているのにかかわらず、見る人に整然としたイメージを与えます。モデルルームに訪れた方は、さまざまな角度から眺めてみてください。

 

洗面室へは、キッチンと廊下の両方からアクセス可能。回遊性のある間取りは、家事効率をアップさせてくれます。

 

バスルームも連続性を意識しました。洗面室と浴室の間は、ガラスで間仕切り。取っ手の変わりにガラスドアに加工を施して、フラットなガラスのイメージを守りました。

 

洗面~浴室にかけて、ミラーを通してつながりを持たせたこともポイントです。ガラス越しに見えるミラーの連続が、ホテルライクな開放感をもたらしています。床や壁にもトラバーチンを使用し、LDKとイメージを統一しました。

まとめ

クラフトの青山モデルルームをご紹介しました。

 

窓からは自然光がたっぷりと注ぎ、ヨーロピアンオークのフローリングや珪藻土・漆喰・ジョリパットの壁をやさしく照らします。ところどころに鉄や黒皮鉄を使って、空間を引き締めていることもポイントです。ソファに座って、あるいはスプーンカットのフローリングに座って、静かに呼吸してみてください。この空間の心地よさが、じわじわと心を満たしてくれるはずです。

 

リノベーションをお考えの方は、プランニングの前にまずモデルルームを訪れてみてください。写真ではわからない、空間構成や素材の表情、空気感、居心地を感じることができるのがモデルルームの魅力です。

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