設計士が語らう、素材の話。Vol.1
素材の物語 素材の物語 MY HOUSE MAKING STORY vol.001

設計士が語らう、素材の話。Vol.1

リフォームとリノベーションの違いって?

クラフトのデザイナーたちに、リノベーションやそこで使用する素材について、ざっくばらんに話してもらいました。

—そもそも、リフォームとリノベーション、設計するときに何か違うんですか。

中野:フルリフォームみたいに全部つくり替えるんじゃなくって、既存の魅力をできるだけ残して、そこにデザインで味付けしていくところが少し違うかな。

森:それと、たとえばむき出しになった躯体のコンクリート。リフォームだったらクロスを貼って美しく仕上げるところ、リノベ―ションではその魅力を活かしてあげたり。建物自体の経年変化も、上手く加工してデザインに取り入れていく。あくまでも空間のテイストによるけれど。

中野:そうそう。解体してみたら思いがけないところに柱が出てきて一瞬ぎょっとするんだけど、木目が残るよう塗装して空間のアクセントにしたりね。とにかくアイデア次第でどんな空間にでも変えられる振り幅の広さが、リノベ―ションの楽しいところでもある。

個性的な素材をどんどん使う

—ところで、なにか特殊な素材を手配したことはありますか。

中野:シルクに直接絵を描くというクロスを雑誌でご覧になったお客さまから「これを使いたい」と言われたけれど、日本には代理店のないイギリスのメーカーだったから、直接やりとりして入手したことがあったなぁ。

—そこで苦労したことは?

中野:イメージを伝えるためにやりとりしたメールは40通以上にもなったし、海外だから、期日までに届くかも心配だった。それに職人さんの技術にも左右されるから、完成するまでドキドキしてた憶えがある。

—お客さまのご要望も、どんどんレベルが高いものになっているんですね。

森:僕は、お客さまから室内にレンガを使うご要望をいただいたことがあった。それも、ヴィンテージ風に加工したものじゃなくって、実際の経年で生まれた色あせや劣化したものをご希望だったから、探すのがすごく大変だった。結果的に理想通りのレンガに巡り会えたから素敵な空間にできたけど、正直ほっとした。ヴィンテージとの出会いは運だからね。

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