羽目板の美学。
素材の物語 素材の物語 MY HOUSE MAKING STORY vol.013

羽目板の美学。

縦か横か?

”羽目板張り”という言葉をご存知ですか? 木のパネルを縦に、あるいは横に連続させて張ること。壁に立体感をつくるため、昔から壁や天井などの仕上げに使われてきました。そのためでしょうか。眺めていると「ほっとする」という声を聞きます。
羽目板には、たくさんのバリエーションがあります。縦に張るか、横に張るか。どんな樹種を使うか、どのように節が入っているか。それから木目は?色は? 樹種によってびっくりするくらい、イメージが変わります。たとえばこちらの壁は、スギ板を羽目板張りにしました。濃淡のある赤茶色のあるスギ板は、朴訥としているようですが、縦方向に貼ることですっきりとした印象に。触れてみたくなるような親しみやすさで、暮らしをあたたかく包みます。

スギの羽目板の壁の画像

白だけど、白だからこそ、奥行きが。

玄関からリビングまで、つらつらと一面に連なる羽目板の壁。白いペンキで塗った壁は、窓の自然光を玄関側まで届けてくれます。設計したデザイナーに「どうして羽目板にしたの?」と聞いてみると「白だとのっぺりしちゃうけど、羽目板なら奥行きがでるでしょ」と。たしかに、羽目板と羽目板のジョイント部分がくっきりと凹んで、縦のラインが際立っているように感じます。ざっくりと塗ったペンキは、光が当たるとムラが浮かび、ところどころに節や穴が。シンプルな白だからこそ、羽目板の立体感が効果的なのです。
海近くの家のようにさわやかで、どこか懐かしい。控えめででしゃばらず、暮らす人のライフスタイルに合わせ、いかようにも身を装う。それが羽目板の美学です。

羽目板張りの白い壁の写真

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