漆喰に宿る、純白と光。
素材の物語 素材の物語 MY HOUSE MAKING STORY vol.012

漆喰に宿る、純白と光。

純粋な白、神聖な光。

リノベーションでは、内装に漆喰を使うことがあります。自然素材として知られている漆喰は、珪藻土よりもずっとずっと昔から日本の建物に使われてきました。そんな漆喰が、今また、注目されているそうです。
日本で漆喰は、お城や古墳などにも使われてきました。室町時代に奈良のお城を見た宣教師は、「なんだこの光沢と白さは! まるで今日完成したような清潔さだ」と驚いたそうです。漆喰の魅力は、この〈光沢〉と〈清潔な白さ〉にあると言えます。神聖とも言えるほどの潔白さで、ちょっと近寄りがたい雰囲気。しかし光が当たると内側から輝くような光を放ち、やさしい表情が生まれます。こうして赤煉瓦風のタイルの床に合わせると、また違った印象に。古い教会に続くひっそりとした小道のような、可憐な趣が生まれます。

漆喰の壁に仕上げたリノベーション実例

海と空を映しだす。

こちらは、漆喰がもつ独特の光沢を活かしたリノベーション実例です。海の近くにたたずむマンション。窓の先には、海と空がダイナミックに広がっています。その景色を活かすため、天井はイタリア風漆喰の左官仕上げに。大理石の粒子と骨材に、パール系の色味を組み合わせた漆喰。いくつものテクスチャーを重ねたことで、奥行きのある陰影が生まれています。自然素材だからつくることのできる繊細な輝き。そこに映り込む空と海の青は、幻想的な美しさです。しばし目をとめて、たそがれてみたくなります。
漆喰の左官仕上げは、クロスに比べると手間と時間、コストがかかります。しかし完成した空間を目にすると、そんな苦労も吹き飛んでしまう美しさ。漆喰には不思議な魅力が宿っているようです。

漆喰の天井に仕上げたリノベーション実例

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