古道具と暮らす。vol.2
ワタシの家作り物語 ワタシの家作り物語 MY HOUSE MAKING STORY vol.014

古道具と暮らす。vol.2

大正ロマンの格子窓。

お嬢さまのお部屋は、お好きな”大正ロマン”がテーマ。素材とデザインを工夫し、和洋折衷が折り重なる空間にリノベーションしました。
ピンカドのフローリングや、サペリの腰壁。つややかで赤みがかった無垢材でまとめ、落ち着いた華やかさを演出しています。なかでもこだわったのは、オリジナルでデザインした木枠の格子窓。格子の幅や木の色、バランスを検討し、レトロモダンな雰囲気に仕上げました。そこにはめ込んだのは、大正~昭和初期に流行した結霜ガラス。窓に霜が降りたような風情があることから、そう名付けられた昔ながらのデザインガラスです。窓から注ぐ自然光を白く、やわらかに変えながら、外からの視線を遮るレースカーテンのような役割があります。時が止まったような空間で、本を読んだり、音楽を聴いたり。1人だけの時間に浸ることができる、特別な部屋が誕生しました。

大正ロマンの格子窓とアンティークガラス

謎めいたステンドグラス。

好みはまったく異なるものの、”古いものが好き”という点では共通している、奥さまとお嬢さま。これまで2人でアンティークショップや骨董屋さんを巡り、リノベーションに使えるアイテムを集めてきたそうです。
そうして出会ったのが、大正時代に最盛期を迎えたステンドグラスです。赤、青、緑、黄色のガラスが市松状に並び、中央にはアザミをモチーフとした模様が描かれています。「一目見て気に入った」というお嬢さまは、「入り口の建具に使ってほしい」と目をキラキラさせながら、デザイナーに見せてくださいました。床と同じサペリの建具にステンドグラスをはめ込めば、建具そのものが時代を重ねたような面持ちに。室内の自然光をたっぷり受けて、ガラスの透明感が際立ちます。廊下にこぼれる華やかな光。ガラスの向こうにゆらぐ景色は、教会のように神聖で、どことなく謎めいて見えます。

ステンドグラスをはめ込んだ大正ロマンの建具

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