古道具と暮らす。vol.1
ワタシの家作り物語 ワタシの家作り物語 MY HOUSE MAKING STORY vol.013

古道具と暮らす。vol.1

万本格子の建具。

3年前からリノベーションを考えていたものの、仕事が忙しくなかなか実行できなかった、という奥さま。「その間に古道具屋さんを巡って、建具や箪笥を集めていました。『リノベーションするときは、絶対これを使おう』って思いながら」。
ぜんぶで6枚買い集めた建具のうち、4枚は洗面室やトイレの入り口に一枚ずつ設置。残りの1対は、「セットで使った方が映える」(デザイナー)と、住まいの”顔”とも言えるLDKの入り口に取り付けました。建具の枠は、経年したような塗りムラを残して塗装。竹の敷居滑りを使ったことで、開閉するたびにリアルな手応えが伝わります。玄関ホールから見ると、欄間や建具の格子の間から光がこぼれ、静謐なやすらぎを感じることができる特別な空間に。「玄関ホールが、この家で一番のお気に入りかも」と、うっとりと眺める奥さまの様子が、とても印象的でした。

古い万本格子の建具をリノベーションで使った事例

立派な大黒柱。

玄関ホールの立派な大黒柱は、実は配管です。ここにはもともと収納があり、玄関ホールを狭く、見通しを悪くしていました。「広い玄関ホールにしたい」というご希望により、収納を撤去。それにともなって露出した収納内の配管は、表面に濃い赤茶のローズウッドの突き板を貼っています。デザイナーは木場の材木屋さんまで足を運び、あえて個性的な、そして主張の激しい木目を選んだとか。持て余していた配管は、かくして貫禄のある大黒柱に生まれ変わりました。
広くなった玄関ホールには、こちらもずっと前に購入していた古い飾り棚をレイアウト。ガラス棚には「20年くらい前から集め出した」という、古伊万里やアンティークガラスがディスプレイされていました。存在感のある大黒柱を中心に、お気に入りの家具や建具、骨董品、手づくりの組子の間仕切りが、匂い立つような時代性を放っています。

組子細工の間仕切りのある玄関

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