思い出と暮らすリノベーション vol.1
ワタシの家作り物語 ワタシの家作り物語 MY HOUSE MAKING STORY vol.011

思い出と暮らすリノベーション vol.1

樹齢100年の桜に向けてレイアウト。

幼少のやさしい思い出が残る家。お子さまが生まれ、新しい家族とそこで暮らすことになったお施主さま。「たくさんの思い出を留めたい」という強い希望から、リノベーションがスタートしました。
空間を決めるのに大きな要素となったのは、幼い頃の奥さまが駆けまわったという大きなお庭。紅葉、蜜柑、柿…さまざまな木が森のように生い茂り、春になると樹齢100年を超える桜が見事な花を咲かせます。「そんな庭に向けてLDKをレイアウトした」と話すのは、設計担当の生田。LDKのどこで過ごしていても、風にそよぐ木々が視界に入り、リビングが庭に続いているような伸びやかさ。「キッチンで過ごす時間が多い」という奥さまは、料理の合間にふと顔を上げると、お庭で遊んでいる子どもたちが目に飛び込んできます。窓際の床だけをタイルにしたのは、服についた木の葉や砂をさっと払うため。ながい歴史を重ねたこの家で、二世代目の子育てがスタートしました。

庭に面してレイアウトしたLDK

新旧を感じさせるスポット。

「リノベーションは、既存のポテンシャルを活かすことだと思ってる」と生田。LDKには羽目板張りの壁が一面だけ、名残り惜しむように残されていました。重厚感な羽目板張りをアクセントにし、そのまわりは白い壁に変更。入り口を挟んで右側は、壁をFIXガラスに変えてブレースをあらわしに。玄関まで視線が抜け、開放感が広がります。
特筆すべきは、一つの壁から羽目板とガラスの”古さと新しさの対比”を感じられること。ガラスの先に見える玄関の建具は既存の引き戸のまま。お子さまと過ごしていてふとした時に、引き戸の取っ手に手が届かなかった幼い記憶がよみがえり、心があたたかくなることも。新旧のバランスを考慮しながら”残すもの”と”替えるもの”を取捨選択したことで、住まいを象徴するようなスポットをつくることができました。LDKの入り口は、ガラスの框ドアに。廊下とのつながりと明るさ、そして懐かしい思い出を届けてくれるはずです。

ガラスの壁で見通しを高めたLDK

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