R(=曲面)のつくりかた。
つくる人々の物語 つくる人々の物語 MY HOUSE MAKING STORY vol.010

R(=曲面)のつくりかた。

Rへのこだわり。

「インテリア雑誌を見ていると、不思議とラウンドオフのカタチのものに惹かれることがわかった」というお施主さまがいました。”好きをとこん追求しよう”と、TV ボードやキッチンカウンターだけでなく、天井や梁にもR(=曲面)を採用することに。
Rの梁は角にエッジがないので、空間をぱきっとさせるのではなく、やわらげてくれることが魅力です。しかし、どのようにして角のある梁を、丸みを帯びた梁につくり変えたらよいのでしょうか。
デザイナーの設計した寸法通りのRを出すために、下地で角度を調整することにしました。ゆるやかなRの部分は、家具などにも使用される”曲げベニヤ”で下地をつくっていきました。

キツいRの下地。

梁ごとに、Rを大きくしたり、小さくしたり。それぞれRの大きさを変えて、さまざまな印象をつくりたい。しかし、デザイナーの狙いどおりの美しさをきちんと表現するためには、ちょっとした工夫が必要でした。きついRの部分に曲げベニヤを貼ると割れてしまう恐れがあったため、右の写真のような細い板状のベニヤを小割りにして曲面をつくりました。職人さんが細かいピッチで丁寧に、均等に並べていきます。その様子をだまって見守る現場監督。きちんと寸法通りのRが出るかどうか、ただただ夢中だったそうです。
図面どおりのRが描けたら、クロス屋さんがさらに下地をし、クロスを貼って完成です。もともとリビングとキッチンの間にあった大きな梁が、LDKに隔たりをつくっていました。今回の工事によって、梁がおだやかなRを描きながら、天井同士がつながるようなイメージに。伸びやかでやさしい雰囲気が生まれています。

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