素材でつくるヴィンテージ。Vol.3
素材の物語 素材の物語 MY HOUSE MAKING STORY vol.006

素材でつくるヴィンテージ。Vol.3

寄木張り。

最近よく見かけるアンティーク素材。こちらは、一枚ずつ手作業で削り込まれた無垢のフローリングです。表面に刻まれた傷や色褪せは、長年使い込まれたような風合いで、”どう使うか”が大切。貼り方次第で、いくつもの違った表情を見せてくれます。
さまざまな色合いの木を組み合わせて模様をつくる寄木張りは、日本でも親しまれているフローリングの張り方の一つ。欧米では、空間をデコレーションする方法として、古くから伝統的に採用されてきました。たとえば、フローリングを魚の骨のように組み合わせていくヘリンボーン張りは、クラシカルさを演出しつつ方向性を曖昧にし、空間にやわらかさを与えてくれます。このほかにも、正方形を並べる市松模様や、形の異なるフローリングを複雑に並べた幾何学模様など、寄木張りにはたくさんのパターンが。もちろん手間はかかりますが、ぱっと目を惹く華やかさは主役級。クラシカルやレトロ、アンティーク、どのような家具とも相性抜群です。

エイジングの進化系?

クラフトのデザイナーは今回、”アンティーク煉瓦にひと手間加える”といった新しい加工にチャレンジ。欧米には古い建物がたくさん残っていますが、内装の壁は変色したり欠けたり。それはそれで趣があるけれど、「もうちょっとキレイに住みたいな」と思う方もいらっしゃるはず。そこで、ラフにペンキを塗ったような風合いを目指し、アンティーク煉瓦の上から真っ白なペンキを塗ってみました。
あまりにキレイに塗りすぎるとアンティークの風合いが台無しに、ラフすぎると上品さに欠けてしまう。ラフ=雑ではなく、ほどよく肩の力が抜ける空間づくりのためには、綿密な計算が必要なのです。目地をざっくりと仕上げ、ペンキの厚みを調整しながら、塗装屋さんが仕上げていきます。白いペンキの隙間からはアンティーク煉瓦の凹凸や煤けた色がちらりと見え、空間に奥行きをつくります。ちょっと新鮮でどこか懐かしく、清潔だけど味わい深い。どこにもない壁に生まれ変わりました。

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