What is RENOVATION リノベーションとは

リノベーションは、新築の状態に戻すだけでなく、住まいに+αの価値を与えること。これがリフォームとの大きな違いです。
新築よりも低コストで、お好きなエリアに理想の空間を手に入れられるリノベーションは、住まいのスタンダードになりつつあります。

リフォームとリノベーションの違い

「リフォームとリノベーションってどこが違うの?」と思ったことはありませんか? リフォーム(reform)には改正・改善という意味があります。これに対し、リノベーション(renovation)は革新・刷新という意味。つまり、古くなった床や壁を〈新築の状態に戻すこと〉がリフォームで、床・壁・天井や間取り、外壁や構造を見直し、〈新築よりも価値を高めること〉がリノベーション。その違いは曖昧でわかりにくいのですが、実際にリフォームやリノベーションを行うと、工事のボリューム・価格・コンセプトに違いがあることに気がつきます。先述したようにリフォームは、劣化した設備や仕上げを新築の状態に戻すこと。床・壁・天井の張り替えや、ドアやサッシの交換、キッチン・バス・トイレの設備交換など部分的な工事が中心です。これに対してリノベーションは、解体してスケルトン(基礎や柱といった構造体だけの状態)にし、すべてを新しくつくり替えます。大きく間取りを変えたり、天井を上げたり、水まわりを動かしたりと、工事の規模が大きい傾向にあります。当然ですが部分的なリフォームに比べると、リノベーションのほうがコストもかかります。しかし、リノベーションだからこそ、これまでとまったく違うコンセプトを持つ建物につくり変えることができるのです。オフィスビルにキッチンや洗面・浴室を設け、暮らせるようにしたり、古いアパートや社宅をスタイリッシュにアップグレードしたり。リノベーションなら、新築当初とはまったく異なるコンセプトの空間につくり替えることができます。

なぜ今リノベーションが注目されているの?

欧米では昔から行われてきたリノベーション。日本でも、ここ数年でスタンダードになってきました。そもそも日本には「新しいものが一番」という考えが根付いています。車や服だけでなく、住まいも「新築がいい」と、30年ほどのサイクルでスクラップ&ビルドが繰り返されてきました。しかし、人口の減少と少子高齢化が加速し、中古物件の空き家が徐々に目立つように。ようやく日本でも「このまま新築を建て続けても過剰供給で、資源のムダ遣い」という意識が生まれ、2006年に住生活基本法が施行されました。「スクラップ&ビルドの体質から脱却し、もっと空き家を有効に活用しよう」という意識のもとにつくられた法律ですが、もう1つの目的が。環境保全です。建て替えで住まいを解体する時に、たくさんの廃材が発生しますね。さらに建てる時は、また新たな建材が必要になります。既存の構造躯体を活かすリノベーションなら、環境保全に大きく貢献できるでしょう。また消費者も、リノベーションなら新築よりも低コストで理想的な住まいを手に入れやすくなるというメリットがあります。これらを背景に、リノベーションに少しずつ期待と注目が集まり、住まいの選択肢として定着してきたようです。

リノベーションのメリット

〈間取り・デザインが思いのまま〉
マンションや建売り住宅の間取り・デザインを見て、「どこも似たりよったりだな」と感じたことはありませんか? これらは基本的に、大多数の世帯に向けた万人受けする間取りとデザインでつくられています。リビングの横に使わない和室があったり、お持ちの家具が合わないインテリアだったり。「和室がなくてもいいからリビングが広いほうがいい」「フローリングは無垢がいい」という個々のニーズを汲み取ることはできません。その点、リノベーションは間取りもデザインも思いのまま。家族構成やお好み、ライフスタイルに合わせて、自由にプランすることができます。暮らす人のこだわりや、デザイナーのアイデアによって、まったくオリジナルの住まいをつくることができるのがリノベーションです。

〈物件を選びやすい〉
ご希望のエリアに条件にあった新築物件を探すのは、ちょっと大変ですね。とくに都心の人気エリアになると、「もうマンションや戸建てを建てる土地がない」ということもあります。しかし、流通数が新築よりも格段に多い中古物件を視野に入れると、どうでしょう。物件の選択肢がかなり広がります。リノベーションが前提のため、古さや間取り、デザインは気にせず、立地や広さといったシンプルな条件だけで選ぶことができます。クラフトでは、ラフプランを添えて物件をご紹介しています。リノベーション後の空間をはっきりとイメージしながら物件選びができるので、間違いのない物件購入が可能です。

〈新築よりもコストダウン〉
リノベーションの内容にもよりますが、新築購入の費用と、中古を買ってリノベーションした場合の総費用を比べたとき。中古を買ってリノベーションした費用のほうが、2~3割安くなるケースがあります。既存の状態やご希望のプランによって異なるため、一概には言えませんが、ほとんどの方がコスト面にもメリットを感じているようです。新築と同じくらいのコストがかかったという方も、仕上げの素材に大理石や無垢材を使ったり、海外のキッチンを設置したりと、新築以上のグレードに満足している様子。基本的に新築の資産価値は築20年を超えると下がり、その後は比較的安定します。築20年以上の物件を買うことで、「市場価値が大きく下がるかも」という心配がなくなるでしょう。

リノベーションのデメリット

〈構造補強にコストがかかる〉
リノベーションが前提であれば、築年数を気にせずに物件を選ぶことができると前にお伝えしました。しかし、1981年の新耐震基準が施行前に建った物件は、注意が必要です。現行の耐震基準を満たしていないケースがほとんど。その場合は、リノベーションで新耐震基準に適応させるため、余計なコストがかかります。また、1981年以降に建てられていても、経年などで構造躯体が劣化している場合も同じく補修・補強工事が必要です。スケルトンに解体した状態で、しっかりと現状・構造をチェックしたうえで、必要な箇所の補強工事を行います。このように古すぎる物件だと、せっかくお手頃な価格で物件を買っても、構造補強にコストがかかってしまいます。「結局高くついてしまった」ということにならにために、できれば物件を購入する前に、リノベーション会社に相談しましょう。

〈引き渡しまでに時間がかかる〉
新築マンションの場合は、マンション自体が完成していれば、だいたい購入から1ヶ月前後で引き渡されます。それを考えると、中古を買ってリノベーションをする場合は、物件購入の約1ヶ月後に引き渡されたとしても、その後プランニングと工事を行うため、最低でも4ヶ月は必要です。前の住人が出て行かなかったり、途中でプランや工事の変更があったりすると、工期がより長くなります。そこでおすすめなのが、物件探しと同時にプランニングをスタートする方法。物件購入前にリノベーション会社に相談すれば、プランニングと工事がスムーズに進行し、工期を短縮できます。

〈高金利のローンになることも〉
リノベーションで借り入れるローンのひとつに、リフォームローンがあります。リフォームローンは無担保ですが、金利が高く、借り入れ期間が最長で10年まで。さらに最大でも500万円までしか借りることができません。これに対し、住宅ローンは有担保ですが金利が低く、最長35年まで、最大で5000万円まで借りられます。住宅ローンはリノベーション費用の借り入れが可能で、リフォームローンよりもお得です。当然、リノベーションをする方は「住宅ローンで借り入れたい」と考えますね。しかし、気をつけなければいけないのが、うっかりしていると、リフォームローンでしか借りられなくなるということ。たとえば、最初に中古マンションを買って、その後リノベーションした場合。物件購入時に借りた住宅ローンが、リノベーション費用の貸し付けの査定にひびき、「返済余力なし」とされてしまうことがあるのです。〈住宅購入費+リノベーション費用〉の借り入れをまとめて住宅ローン申請すれば、スムーズに借りられたかもしれません。このように、リノベーションではしっかりとした資金計画が必要です。資金計画も含めて、クラフトにご相談ください。

リノベーションは、ご希望のエリアに理想の空間をつくりやすい反面、構造補強に予想以上のコストがかかってしまうことも。
リノベーションのメリットとデメリットを詳しくご紹介しています。リノベーションをご検討の方は、ぜひご一読ください。

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